イマダの今だから言えること

第2戦 vs昭和大学

投稿日時:2016/11/06(日) 23:20

並木祭、観閲式の影響もあり、約1ヶ月ぶりに訪れた2016年シーズン第2戦。

すでに一敗している我々にとって、ここから先は1戦も落とせない。
そんな状況で迎えた今日の相手は昭和大学。
今シーズン、成績だけを見れば苦戦しているが、昨シーズンは敗れた相手。決して油断はできない。

ホーム防衛医大グランドでの試合。
絶対に負けられない戦い。

試合前からなんとも言えない緊張感がグランドを包み込んでいた。

ウォーミングアップを終え、全員で部歌を歌い、心を一つにしてその時を迎える。


午後2時、キックオフの笛が鳴らされた。

それからわずか数分後、6年生FL橋本が相手ボールスクラムの攻撃を止め次のスクラム始まる時、こう叫んだ
「防衛医大、タックルだろ!!」
普段物静かで、黙々とプレーする男があんなに熱くチームを鼓舞する姿を見て、胸が熱くなった。
そして、僕はこの試合の勝ちを確信した。
なぜなら、その試合にかける熱量は結果に比例すると個人的に思っているから。

そして、そんな彼の言葉に応えるように、みんなが必死にタックルをする。
例え抜かれても、必死のバッキング。
幾度となくゴール前に迫られても、相手に得点は許さない。
中盤でペナルテイーを取られることはあっても、自陣ゴール前では反則もせず、必死に守った。

しかし、負けられない相手も、こちらの攻撃を必死に止めてくる。
何度、ボールを持って前進しても、必死に跳ね返してくる。
あと一歩のところでなかなか得点が奪えない。

前半を終わって0−0
息の詰まる展開。
ハーフタイムで修正点を出し合い、勝負の後半30分へ向かう。

後半、防衛医大が攻撃にテンポが生まれ、ボールキープして敵陣に攻め込むも前半同様、相手の固いDFの前に得点を奪えない。
そして巧みなキック戦術の前に、自陣に釘付けにされる時間も。

しかし、チーム全員で心を一つにボールをつなぎ、体を張って前に出て先制トライを決める。
ゴールは外れてしまうが、待望の先制点を奪うことができた。
そしてその後も攻撃の手を緩めず、2PGを追加して11-0でノーサイド。

苦しみながらも優勝への望みをつなぐ1勝を手に入れた。

勝ちを手に入れることが簡単ではないと改めて感じた。
本当によく我慢した。攻撃も、守備も。
我慢するということは試合を制する上で非常に大事だが、難しい。
その我慢比べで勝てたこと。日頃の練習の成果だと思う。
大事な局面でのノーペナルティー。何回も起き上がって必死にタックルをする。何回も攻撃を継続する。
簡単なようで、非常に難しいこと。
それをやり切ったみんなを誇りに思う。
価値ある1勝。

でも、もう来週には次の試合がやってくる。



試合後、試合開始直後に叫んだ橋本にある選手が言った。
「ハッシーのジャッカルすごかったな!」

橋本は今日の試合で何度も激しいタックルをし、ピンチを救うジャッカルを連発した。
その声に対し
「それが俺の仕事だから。ただ自分の仕事を淡々とこなしただけだから。」
と橋本は答えた。
泣かせるセリフ。
かっこよすぎる。

さぁ、みんなが自分のやるべき仕事を100%こなす準備をしてチャレンジしよう。
リベンジしよう。
王者・筑波大学に。




 

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