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フォワード日和

はしもとの日々雑感④

投稿日時:2016/11/10(木) 22:23

 現在、私たち6年生は卒業試験の真っ最中だ。(卒試の最中にブログなんか書いてて大丈夫なのか?) 寒い中、後輩が差し入れてくれるホカホカの弁当がありがたい。日本亭の唐揚げ弁当、ココ壱番屋のカレー、かまどやの幕の内弁当…。バリエーションも豊富だ。たまに来るスイーツもうれしい。でも、オリジン弁当って差し入れられたことがない。最近気が付いた。
 さて、originもrootもbeginningも綴りは違えど「原点」という意味がある。それは何かが始まる場所であり、また、戻ってくる場所でもあると私は思う。「場所」といっても、単に空間的なものだけでなく、精神的なものや出会い的なもの、いろいろな概念が含まれている気がする。何かの始まりには必ず原点があるし、困ったとき、うまくいかないとき、何かあったときに立ち戻れるのが原点でもある。
 筑波戦まであと3日。昨年は負けた相手だ。昨シーズン私は、初戦の獨協戦を前に鎖骨を骨折し、初戦は強行出場したものの、筑波戦は出ることができなかった。負けた試合をグラウンドの外から見ていて、情けなく、申し訳なく、悲しかった。試合には、その年の春合宿のとき、私のタックルで膝を負傷した6年生のエイトが出場していた。彼は、最後のシーズンであること、優勝をかけた試合であること、ケガをさせられた因縁の相手であること…。いろんな思いを背負って試合に臨んだと思う。
 それは、今年の私も一緒だ。優勝をかけた試合。最後のシーズン。昨シーズン悔しい思いをした相手。「悔しい」、「何としても勝ちたい」その思いがいま、私の原点にある。私自身、そこからシーズンは始まったと思うし、苦しいとき、悔しいとき、そこに立ち返ったつもりだ。先週の昭和戦もそうだった。
 最近、キャプテンも監督もコーチも「この1年間、筑波に勝つためにやってきた」と練習中によく言う。本当にその通りだと思う。プレイヤーやスタッフ、OBやコーチ陣…。防衛医大ラグビーに関わるすべての人たちが、昨年抱いたさまざまな思い。それぞれの原点。厳しい練習も激しいフィットネスもすべて勝利のためにやってきたことだ。スタッフやコーチ陣はそれを全力でサポートしてくれた。
 試合までに残された時間は少ない。もう一度、気を引き締めて練習に臨もう。
 それぞれの「原点」を胸に秘めて…。
 
 

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