イマダの今だから言えること

決戦は日曜日

投稿日時:2016/11/11(金) 14:04

「最後は気持ち」
これを否定する気は毛頭ないが、僕はあまり好きな言葉ではない。

勝ちたい気持ち、やってやるという気持ちなんていうものは、グランドに立つものみんなが持っているもの。
それがない奴はそもそもグランドに立つ資格なんてない。
つまり、【気持ち】は最後に頼るものではなく、グランドに立つ前提であるべきものであると考えているからである。

だから僕はあまり「最後は気持ち」という言葉を口にしないようにしている。

ただ、先ほども述べたように僕は気持ちを前提と考えているので、当然大切なもとして捉えている。

僕が学生時代を過ごした早稲田大学ラグビー蹴球部には全部員、コーチ、スタッフの思いを一つにまとめた「鉄笛」という文集を毎年夏合宿の時に配布するという伝統がある。
内容に制限はないのでネタに走る者もいれば、親への感謝、その年にかける思い等、様々な文章が存在してとても面白く、合宿の休憩時間にこれを読むのがなかなか楽しい。

その中に僕の心に残る、ある先輩が書いた文がある。
「感情はデジタルじゃない。俺たちはロボットじゃない。感情がある人間なんだから、顔を真っ赤にして戦おう。戦うときは精神異常者だ。デジタルしてるやつにビックヒットなんてできない。」
といった内容だ。

現時点で人工のものに感情はない。(最近は人工知能が感情を持っているという話もあるが。。)
感情は人間をはじめとする生物にのみ与えられたもの
特権。

時に苦しめられたりもするけど、幸せになれたり、やる気にさせてくれたりもする

そして、戦いの場においてこの感情というものはある種、武器にもなり得ると思っている。
感情を向き出しにして戦っている仲間を見れば、自分にも力を与えてくれる。
感情をむき出しにして向かってくる奴とそうでない奴、相手から見てどちらが怖いかを考えれば答えは容易に出るはずだ。

感情をむき出しにして戦えば勝てるというわけじゃない。
感情という前提があり、その上に技術や戦略を乗せて戦わなければ勝てない。

でも、せっかく神様から与えれられた「感情」というもの、表に出して武器として持って戦おうじゃないか

日曜日
ボールを持って走っている時、敵がタックルしてきたら顔を真っ赤にしてブチかまそう
敵がボールを持って走ってきたら顔を真っ赤にしてひっくりかえしてやろう

そして、ノーサイドの笛が鳴った時、みんなで顔を真っ赤にして喜ぼう

僕たちは感情がある人間なんだから。


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