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フォワード日和

はしもとの日々雑感⑨

投稿日時:2016/11/26(土) 19:12

 フォワード日和というコーナーが開設されて以来、「はしもとの日々雑感」と題して、日頃感じたことや考えたことを書きつづってきた。フォワードは8人だから、8回をめどに書くのを終わりにしようかと考えていたが、すでに今回が9回目になってしまった。もうこうなったら卒業までに15回分更新するしかない。さしあたっての問題は、国試…いや、ネタが尽きないかということ。でも、私たちがオフになっても、高校や大学のラグビーはこれからが本番。ネタはつきそうにない。よかったよかった。
 6年間の練習が今日で終わり、明日の試合を残すのみとなった。スタメンで試合に出る人、リザーブとして出番を待つ人、ケガなどで試合に出られない人。チームが28人もいると、当然試合に出られない人がいる。勝負である以上、勝ちにこだわる。そのためのメンバーがファースト。ファーストに入れなかったメンバーは、何かが足りなかったということ。それ以上でもそれ以下でもない。でも、試合にかける思いは彼らも一緒のはず。もしかしたら、彼らのほうが強い思いをもっているかもしれない。「なんであんなに頑張ったのに、試合で使ってもらえないんだ!」、「あいつより俺のほうがいいプレーをしているのに、なぜ?」彼らはこう思っているに違いない。そう、私が下級生のころ思ったのと同じように。私は2年生から公式戦には出してもらっているが、ファーストメンバーではなかった。悔しいというより情けないというのが当時の印象だった。(同時に、試合に出られることの喜びや達成感も感じることができたが、ファーストで出られない悔しさのほうが何倍も強かった。)不完全燃焼でそのシーズンを終えた私は、最終戦の翌日からオフ明けまで、ランニングを続けた。タックルダミーに入り続けた。「もうこんな思いはしたくない」と思いながら。自分を正当化するつもりは全くないが、ケガしていたときを含めて、試合に出られない時期があったからこそ、ラグビーをこれだけ好きになれたと思うし、試合にかける思いも強くなったのではないかと思う。だから、今シーズン試合に出られなかったメンバーも腐らず、怠けず、たゆまぬ努力をしてほしい。見ている人はいなくても、評価してくれる人がいなくても、必ず報われる日が来るはずだから。
 最後に、1995年W杯優勝時のスプリングボクスのキャプテン、フランソワ・ピナールの名言を。
『俺はたとえ腕が、足が、首が折れようともタックルにいく。』
 28人一人ひとりが、明日、自分の役割を果たそう。
 防衛医大の猛り狂うラグビーを見せつけてやろう!
 

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