フォワード日和

卒業

投稿日時:2018/03/02(金) 07:56

お久しぶりです。6年生の南です。
先日、私達39期の追いコンがあり時の流れの早さを実感しております。その中でコメントを求められる時があったのですが、酔っていたのに加えて柄にも無く込み上げてくるものがあり、上手く伝えることができなかったのでブログにて6年間の総括を述べたいと思います。できることならば、より多くの部員達が読んでくれて、似たような悩みを持っている人やこれからの厳しい練習の励みになれたら嬉しいです。


まず1点目。自分は下級生の頃は他の同期達と違い、特徴のないプレイヤーでした。足の速さ、身体の大きさ、フィットネス、球技センス全てにおいて劣っており、正直言ってセンスの無いことは誰の目にも明らかでした(笑)。チームは先輩達がとても強くて昇格を果たしている一方で、厳しい練習は毎日あって、試合に出られていない同期とはよく「俺たちいてもいなくても変わらないよな」なんて言ったりしていました。
2年生、3年生となるにつれ新しい後輩もでき、経験者だったり身体の大きい後輩が先に試合に使われるようになり、いよいよ自分の居場所や存在に対して疑問を持つことが多くなったのをよく覚えています。チームのことは大好きで、お世話になった先輩と同じグラウンドで一緒に戦いたいのに、大事なところで怪我したりしてそれも出来ずとても辛かったです。

その時に自分がよく考えるようになったのが、「自分が誰に何を提供できる人間であるのか」ということです。先に述べたように下級生の頃は自分の得意なプレーや防衛医大ラグビー部の勝利に対して貢献できるものがほとんどなく、ただ漫然と厳しい練習が続く日々を消化していただけでした。

その考え方に気づいてからは、高齢化著しく多くの人がやりたがらないフロントローの練習を頑張ろうと思えましたし、当時の監督が「タックルできない奴は試合出さない」とおっしゃっていたので、身体が小さいのにえげつないタックルを連発する先輩にタックルを教えて頂きました。他の人が2回入るタックルの練習があれば3回入らなければ自分の居場所はないと自分を追い込むこともできましたし、今まで以上に筋トレに励もうと思えました。6年間を通して公式戦での活躍は大したことないですが、タックルの練習に関しては同期の誰よりも頑張ったと自負しております。

また「自分が誰に何を提供できる人間であるのか」という考え方を持つことによって後々良かったなと思えることがもう一つあります。それは周りの人間をよく観察するようになり、それまでよりも視野が広がったことです。チーム運営の仕事についても先輩をよく見るようになってから気付けることが多くなったように思います。あの人はチームに○○ということを提供していてすごいなぁと思えば、その人への感謝の意を持つことができるし、その人と比較して自分はどうか、まだまだ足りないのではないかとさらに追い込むことができます。
チームが勝つためには強い、上手いプレイヤーが良いプレーをすることが必要であり、そのチャンスを多くするために基本的なプレーを安定してやることが自分の役割であり、このチームで生きていく道だと思いました。センスの無い人がセンスのある人と同じ練習をしたところで勝てませんが、チームスポーツである以上、チームが勝てばそれでいいんです(笑)。


長くなってしまいましたが、2点目としてどうしても後輩のみんなに伝えなければならない大事なことがあります。「自分達防衛医大ラグビー部員は良い医者、良い看護師になるためにラグビーをしている」ということです。それこそが他の部活や他のラグビーチームとを分ける防衛医大ラグビー部唯一のアイデンティティであり、歴代の先輩達が守り続けて来たものだと思います。ただラグビーをするだけの集団ではなく、私達にとってラグビーが上手いだけでは何の価値もないです。スタメンをとることや、グラウンドの中で活躍することが大事なのではなく、各人がチームの勝利のためにどのように貢献するのかがこの学生時代においてできる、良い医者、良い看護師への道の一つだと思います(そう思わなきゃやってられないことが多々あります(笑))。

自分の居場所が無いと思った時、怪我して先が見えない時、経験者の後輩に自分のポジションを奪われた時、理不尽なフィットネスに心が折れそうになっている時、いろんな思いを抱えて6年間やってきましたが、それらも「良い医者、良い看護師になるため」の糧とするんだ、と言い聞かせれば救われることも多々ありました。ここで諦めたら良い医者にはなれないと思ったらもう一踏ん張りできることもあると思います。


最後に、ラグビーだけでなく学生舎生活の面でもお世話になった先生方、自分をラグビーの道に導いてくださった先輩方、自分を成長させてくれた後輩・マネージャーの皆、6年間一緒に戦いぬいた同期、入部当初は反対していたものの、入ってからはずっと応援し続けてくれた両親に感謝します。本当にありがとうございました!

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