マッシードリーム号

アニマル浜口

投稿日時:2009/10/10(土) 09:36

昨日、並木祭前夜祭として、アニマル浜口氏講演会がありました。私は浜口さんとは30年ぶりの再会で非常に楽しみにしていました。学生の時FWだけ10名が鍛えて来いとOBに無理やり国際プロレスの合宿所に送り込まれました。7月の終わりの暑い中埼玉の与野で缶詰め状態にされ、朝から食事も摂らず3時間の猛練習でした。その時自分の限界は人に強制的にやらされると越えられるものだと感じました。しかし地獄のようなトレーニングも憎しみやいじめの様な感覚は一つもなく、今考えれば愛情と情熱のある指導だったから耐えられたと思っています。浜口さんは昔の印象とあまり変わりなく元気だったので感激でした。

 

 

 

 

講演の内容は、プロレスの話ではなく娘京子さんをどのようにして世界選手権、オリンピックで活躍できる選手に育てていったのかという話でした。当初対談形式の予定でしたが、浜口さんの話に熱が入り時間が随分オーバーしてしまいました。浜口さんのイメージは、マスコミで「気合だあ!気合だあ!」「あっはは!あっはは!」ばかり取り上げていますが、昨日、並木祭前夜祭として、アニマル浜口氏講演会がありました。私は浜口さんとは30年ぶりの再会で非常に楽しみその裏にはしっかりとしたコーチング理論が存在していたのです。選手は緊張の連続です。それをオリンピックまでの4年間を持続させるのは困難です。そこで緊張するときには「気合」を入れるのです。それをほぐす時には笑いを、そしてもう一つ、「正座」(坐禅)だそうです。これは集中することによって心を整理するのだそうです。常に心の緊張、緩和、整理を考え選手のコンディションを考えているのです。そして一番大事なのは、信頼と愛情です。どんな時も京子さんを護る。見返りを期待しない一方通行の愛情と情熱です。強い絆で結ばれている親子に現代社会に失われつつある何かを見出すヒントを頂いたような気がします。62歳と高齢にはなっていますが、愛情と情熱を失わない気持ちを持ち続けこれからも素晴らしいコーチとして頑張ってほしいと思います。別れ際に今度一杯やりましょうと約束しました。

 

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