フォワード日和 2018/2

Weight up,get up,get out there.

投稿日時:2018/02/07(水) 17:22

食欲の秋とはよく言いますが、冬はどうなのでしょうか。
冬眠の季節ということもあり、本来は食べないのが正しいのかもしれません。
正月太りは「食べる」というより「動かない」ことが原因な気がしないでもありません。
皆様お久しぶりです。恵方巻を食べ忘れた医学科三年齋藤謙太郎です。

昨シーズンが終わり新体制が始まってから、今回チーム全体で「増量計画」が打ち出されました。
ラグビーという競技の特性上、やはり「大きさ」「重さ」の問題は避けることができません。
シーズンが近づくとなかなか増量というものは難しいため、冬の内に重量(及び筋力)を増やすのは当然のことです。
チーム全体の体重推移を見てみると、概ね全員順調に増量に成功していると思われます。
しかしながら、やはりなかなか伸び悩んでいる人や、少々停滞気味となっている人も散見されてきています。
今回はそういった人の参考となれるように、「体重増加」にフォーカスして書きたいと思います。


一番簡単な体重の増やし方はなんでしょうか。
単純です。「食べて」「寝る」。
所謂「食っちゃ寝」ですね。
ですがこれではただのデブになってしまうので、ここに「鍛える」が入ってきます。
「食べる」「休む」「鍛える」
この三つが増量の基本となります。

「休む」「鍛える」については皆各々真面目に取り組んでいるので割愛します。
ですので今回はさらに絞り込んで「食べる」をピックアップします。

単純化します。
体は運動する際体内のエネルギーを消費します。
供給した資源より多くのエネルギーを使えば痩せます。
供給した資源が余れば、その一部をため込むため太ります。
使用するエネルギー量は変えることができないため、増量するためには多くの資源を供給するしかありません。
つまり「たくさん食べる」ことが必要になります。
こういって、たくさん食べられる人は増量に悩んでいません。むしろ減量に悩んでいるでしょう。
「たくさん食べる」というのは厳密には間違いで、大雑把にいうと、たくさんの所謂「栄養」を体内に入れれば良いです。
それも「一度に」入れる必要はないと僕は考えています。
一度にたくさん入れられるならそれに越したことはありませんが、最終的に一日で必要量の「栄養」を取り入れられれば十分です。
一回当たりの取り入れる量が決まっている状態で、全体量を増やすにはどうすればいいか。
算数です。回数を増やしましょう。
一日三食でだめなら四食、五食。とにかく体に「栄養」を取り込みましょう。
頻回のエネルギー投与は筋肉におけるカタボリック回避にもつながります。
何を食べれば良いかはググってください。多分プロテインとかが楽なんじゃないかなと思います。

この方式には二つ問題点があります。
第一に常に食べ物が体内にあり内臓を酷使するため、お腹を壊す可能性があるのです。
いくら食べても吸収するのは腸なわけですから、お腹を壊して吸収が妨げられれば元も子もありません。
予防策としてはいくつかあります。
まず食事のバランスを考えましょう。
増量ということで糖質・脂質・タンパク質を無作為に暴食してしまいがちですが、しっかり食物繊維やビタミンを摂りましょう。
また「休食日」をつくってもいいかもしれません。
全く食べないとファスティングになってしまうので、控えめに三食を摂りましょう。
同じ理由から、就寝直前の飲食も控えた方がいいかもしれません。
(胃腸が強くて平気な人は大丈夫だと思います。)
第二に、一度の食事による血糖値の上昇が不十分である場合、血中のインスリン分泌が少なくなるため逆に痩せてしまう可能性もある、ということです。
所謂「一日五食ダイエット」というやつです。
少なくとも朝昼晩の三食はきっちり食べないとこの現象が起こる可能性もあります。
こればかりは各々がやってみて合う合わないを考えるしかないと思います。

増量といえば力士。ということで相撲部屋を参考にしても良いかもしれませんが、タイムスケジュールが学校生活とかけ離れているため、なかなか難しいと思われます。
またそもそもたくさん食べられないと実行できません。


長々と書いてきましたが、所詮素人の考えです。
使えそうなところだけ参考にしていただければ幸いです。
「痩せの大食い」という言葉がある通り、太る太らないは体質がかなり関係しています。
なかなか体に変化がない時期もあるとは思いますが、諦めずに筋トレ・食トレに励みましょう!
























追記:weigh up
〔一方の重みで〕跳ね上げる
比較評価する、品定めする、判断する

語感で決めました
 

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