ちょうど70年前の昭和17年（1942）6月4日太平洋戦争の分水嶺とも言うべき戦い、ミッドウェー海戦が行われました。この戦いの後、日本が敗戦に向かっていったのは言うまでもない。決定的な敗北の中、強烈な輝きを放ち奮闘したのが、第２航空戦隊司令官山口多聞少将である。空母4隻中３隻を失い、唯一１隻で米軍空母ヨークタウンを撃破したのである。第一航空艦隊司令長官南雲忠一が指揮を執っていたが、その判断が間違ったのが敗因と言われている。「兵は拙速を尊ぶ」孫子以来語り継がれている戦いの極意である。教科書通りマニュアル通りにならない事のほうが現実でも多い。緊急事態に模範解答は必要ないのである。その時の状況判断・決断は瞬時にリーダーが行わなければならない。一瞬の判断ミス決断の遅れが命取りになるからだ。山口は意見具申したが受け入れられず、同胞の空母が燃え盛り爆発しているのをどんな気持ちで見ていたのであろう。その後指揮権が移譲され孤軍奮闘したが、最後には米軍の波状攻撃にあい基幹空母「飛龍」も撃破される。そして最期は船と運命をともにしたのである。もちろんその前に総員退去命令を出し、加来艦長と二人以外は退去した後である。艦と運命をともにすることが美徳とされた時代であり指揮官としての生き様としては共感できる。しかしそうやって能力のある人間を失っていった事が敗因でもあろう。ただ部下と別れるときに部下が号泣して惜しでくれるそこまでの信頼関係を築くことが戦う集団の肝であろう。決して戦争を肯定するつもりはない。しかし戦う集団の指導者として戦争時代の指揮官から学ぶべき点は多い。（引用・参考文献　歴史街道６月号）

日曜日は防医大水泳部だった西井慎君の結婚式に出席しました。ラグビー部の結婚式には何度も出ていますが、そうではない卒業生のは初めてでした。西井君が学友会の委員長をやっていて学生の頃はよく部屋に来ていろいろ話をして親しくなったからでしょう。ラグビー部の同期のチョウーさんと一緒に航空公園に走りに行ったりもしました。西井君はほんとに優しさが身体からにじみ出てくるような感じがあります。まだ研修医としてですが多分患者さんと接するときにも優しく対応しているのだろうと思います。奥さんも看護学院の出身で学生時代からの付き合いですから気心もわかっていて間違いなく明るく幸せな家庭ができるだろうと確信しています。最近は月一くらいで結婚式に出ていますが毎回思います。二人が人生の新しいスタート切る。幸せオーラが一杯で奥様が一番光り輝いています。最近は親御さん的な感情になってウルウルしています。お二人の永遠の愛と幸せを祈っています。お幸せに！次はチョウーさんかあ？

6月2日、日本大学医学部ラグビー部創部80年の記念会に出席しました。簡単に80年と言うのは失礼だと思うくらい凄いことです。創部昭和7年、当時は5.15事件が勃発し犬養毅首相が暗殺され、日本が戦争に突き進む時代に突入する年でもありました。戦時中、戦後と大変な時代を生き抜いた先輩方が築いたこの素晴らしい伝統を受け継ぎ現在まで医学部ラグビー部を牽引してきた日大医学部に敬意を表します。我防医大も来年創立40年です。伝統校には数字では永遠にかないませんが周りから一目置かれるようなラグビー部でありたいと思います。実力と品格の向上を目指します。