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リレー日記

本紹介 ニリツ著「絵に才能はいらない」

投稿日時:2020/11/06(金) 23:08

こんばんは本摩です。

今回もちょっと本の紹介でもしようかと思います。

突然ですが皆さんは「才能」という言葉をどのような時に使いますか?
例えばトップアスリートを見て「あの選手は才能がある。」、有名な曲を聴いて「このミュージシャンは才能がある。」、あるいは自分に対して「俺は才能があるから」。

才能があるから成功する。逆に才能がないから成功しない、というように「才能」という言葉は(ことスポーツや芸術の分野において特に)将来を占う根拠のように語られがちだと思います。

この「才能」というものに疑問を投げかけているのがこの一冊。「才能はいらない イラストで食う技術」(ニリツ著)



この本は簡単にいうとイラストレーターを目指す上での基本的な考え方についてニリツ先生がまとめたものです。
ニリツ先生はイラストレーターとして仕事をする傍ら、専門学校で講師をしている中で、「才能がなければイラストレーターになれない」という言葉をよく耳にしたそうです。
そして、それに対するニリツ先生の考えは「認めなさい。(自分を含めて)ほとんどの人には才能なんてない。」
ではなぜニリツ先生は一流のイラストレーターにまでなれたのか。結局は練習なんですね。長い時間をかけ、多くのものを学び、蓄積し、その蓄積が一定量を超えた人がプロとして活動していけるとニリツ先生は考えています。

少し余談ですが「イラストは芸術ではない」。というのもイラストは根本的にはコミュニケーションツールとしての役割に重きが置かれているからだと本書では書かれています。自分以外の誰かが伝えてほしいと思ったことを、その人の代わりに絵に込める、言うならば他己表現こそがイラストの本質だそうです。

閑話休題。イラストの良さを定義づけるのは一つのパラメータではなく、デッサン力、キャラ造形、構図、線画、色彩感覚、さらには流行まで多様な視点から総合的に評価されます。だからこそイラストは「才能」がなくても、弱点を克服するあるいは強みを磨くことで総合的に良い作品を作る技術を身に着けることが可能なわけです。

こういう事を言うと必ず「努力を続ける才能」とやらを持ち出す輩が現れます。これはニリツ先生の意見でもあり、僕の意見でもあるのですが、そこに「才能」を持ち出すこと自体がナンセンスです。これはイラストに限った話ではなく「才能」というという概念は「自分には才能がないから諦める」、「自分には才能があるのにうまくいかないのは指導者が悪いからだ」というように自分の成長を自分で縛るものとなりがちです。

だからこそ「才能」の有無といった基準を一度取っ払って、自分が成長するために必要なものが何かを真に見極めることが大事だ、というのが本書を読んで私が一番感じたメッセージです。

グダグダとりとめのない紹介になってしまいましたが、少しでも興味持った方はぜひ買ってみるか、私に言ってください。貸しますんで。

結局何が言いたかったかというと俺にイラストの才能はない。

次杉浦君よろしく。

 

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