マッシードリーム号

沈まぬ太陽

投稿日時:2009/11/15(日) 23:23

土曜日は午前中冷たい雨の中練習を見て午後から久しぶりに映画を観てきました。たまたま埼玉県民の日ということで千円でした。「沈まぬ太陽」、前から興味があり単行本も読みたいと思っていましたが、なかなか時間もなく、映画化されたので絶対に観ようと決めていました。割引もあって混雑しているかと思ったらガラガラ。若者は少なく年配の方が多かった。3時間半と長編でしたが、内容は良くできていたかな。小説を先に読んでしまうと映画は評価が低くなりがちですが読んでいなかったのでそれなりに楽しめました。大組織の中で翻弄され、自分の生き方を模索していく。難しいですよね。どんな正義であっても組織に潰される。現代社会に良くあることです。自分なりに納得しました。渡辺謙演じる主人公に自分を照らし合わせ、自分だったらどうするか考えさせられました。もちろん何が正しいかは難しい判断ですが、とりあえず自分が正しいと思った事は曲げずに貫きたい。そういう人生を歩みたいと思いました。飛行機事故に関しては遺族の感情を考えるとつらいですね。突然、今まで元気だった家族が一瞬にして失う。映画の中では日航機とは出してませんが、昭和60年の事故が蘇ります。あの日は我母校日立一高が甲子園初出場で次の日が試合だったので夕方大阪まで応援に駆け付けた人がいたのです。私の知り合いはいませんでしたがほんとに悲惨でした。あの時私は沖縄にいました。翌日は沖縄60年ぶりの大型の台風で飛行機のダイヤも乱れて最終の福岡経由で帰りました。離陸の時は大雨で落ちはしないかとドキドキでした。あの事故で自衛隊は現場での救助活動はあまり報道されませんでしたが、後に関係者から聞くとこの世とは思えない光景で地獄絵を見ているようであったそうです。現在、日本航空は再生問題で大きく揺れていますが、安全を第一に考えそこにお金を注入してほしいと思います。中学3年生までパイロットになる夢を抱いていた私より。

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