マッシードリーム号

優勝の陰に

投稿日時:2008/03/19(水) 17:54

先日の日本選手権は三洋の快勝で幕を閉じた。試合内容はともかく三洋が優勝したことは日本のラグビー界に一石を投じたことだろう。その陰で引退していく選手もいる。月曜日あるトップリーガーが私を訪ねてきた。今年限りで引退だという。彼はプロの契約選手でこれから何をやろうかと悩んでいた。ラグビーを続けるのか、ラグビーとは別の道を歩むのか。まだまだ若いし、幸か不幸か独身なのでゼロからのスタートだし、何でもできる素晴らしい新しい人生の始まりだねと言って笑っていたけど。最近トップリーグの日本人選手も半分くらいはプロ選手がいる。同じ年代の正社員の給与と比べたらもちろん多くもらっているが、先の保障がない不安定な状態である。もちろん他のプロスポーツも同じであるが、ラグビー選手は他の競技より怪我のリスクは高いし、選手寿命も長いわけではない。年俸にしても他と比較して決して満足できるものではない。サッカー界Jリーグの選手はセカンドライフとしてサポート体制を協会が作っている。外国でもラグビー選手の引退後のサポート体制が確立されている。大学出の有名選手がプロ契約するのは大いに結構な話だが、10年後20年後を見据えた体制作りをラグビー協会も検討しなければならない時期に来ているのではと思うこのごろである。

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