マッシードリーム号 2009/10

<<前へ次へ>>

みちのく紀行

 written by 益子 俊志 投稿日時:2009/10/14(水) 20:48

11日(日)東医体の理事会が山形大学でありました。来年防医大は4種目主管ということもあり大事な会議でした。理事として出席しましたが、東医体の規模には驚かされます。国内の体育大会としては国体に次いで2番目と聞いています。登録人数は14000人以上です。それを学生だけで運営していくのですから大変です。来年の大会成功を願っています。さて山形と言ったら第6師団司令部神町駐屯地です。毎年スキー訓練で支援をいただき学生は感動しています。今回歴代の主任教官であった方々がお集まりいただき、防医大山形会を開催しました。伊藤曹長を除きみなさん定年を迎え第2の人生を謳歌していました。酒もすすみそれでなくても山形弁で理解不可能なのに相変わらずでした。1期から現在の学生の話で大変盛り上がりました。今年も訓練よろしくお願いします。佐藤誠さん、阿部信行さん、瀧田豊さん、松浦辰三さん、伊藤誠さんありがとうございました。

翌日、山形の帰り道仙台に立ち寄りました。ここでは防医大学生部に勤務された方、現在仙台病院に勤務されている卒業生の先生がお集まりいただき、防医大仙台会がありました。前主任指導官の緒方さん、指導官であった中野さん、茂呂さん、加納さん、山坂さん、清水先生(#8ラグビー部)、黒木先生(#10バレー部)、昔の学生の盛り上がり今はどこにいるのか何をしているのか質問攻めでした。みんな防医大を愛しているのが良くわかりました。こうやって全国にいる防医大関係者とその地方で飲み交わすって最高ですね。またどこかでお会いしましょう。

並木祭

 written by 益子 俊志 投稿日時:2009/10/10(土) 18:12

いよいよ今日から並木祭がスタートしました。ラグビー部は朝7時から練習後、模擬店の準備を始めて少し出遅れた感はありましたが、たこ焼き、豚バラ焼き、もつ焼きの3点で開店しました。今年は場所的にはいまいちでしたが味で勝負でずいぶんと人が並んでいました。私はすべてを巡回しなければならず、他クラブの模擬店も行って味見をしました。例年になく美味かった。天候にも恵まれ、夕方最後を飾ったのは、西野カナのライブでした。若者にはとても乗りがいいのかもしれませんが、ついていくのは厳しいかなと感じました。学校長も最後まで聞いていましたが、理解できたかは不明。明日もありますが、とりあえず今日の様子をアップしました。

アニマル浜口

 written by 益子 俊志 投稿日時:2009/10/10(土) 09:36

昨日、並木祭前夜祭として、アニマル浜口氏講演会がありました。私は浜口さんとは30年ぶりの再会で非常に楽しみにしていました。学生の時FWだけ10名が鍛えて来いとOBに無理やり国際プロレスの合宿所に送り込まれました。7月の終わりの暑い中埼玉の与野で缶詰め状態にされ、朝から食事も摂らず3時間の猛練習でした。その時自分の限界は人に強制的にやらされると越えられるものだと感じました。しかし地獄のようなトレーニングも憎しみやいじめの様な感覚は一つもなく、今考えれば愛情と情熱のある指導だったから耐えられたと思っています。浜口さんは昔の印象とあまり変わりなく元気だったので感激でした。

 

 

 

 

講演の内容は、プロレスの話ではなく娘京子さんをどのようにして世界選手権、オリンピックで活躍できる選手に育てていったのかという話でした。当初対談形式の予定でしたが、浜口さんの話に熱が入り時間が随分オーバーしてしまいました。浜口さんのイメージは、マスコミで「気合だあ!気合だあ!」「あっはは!あっはは!」ばかり取り上げていますが、昨日、並木祭前夜祭として、アニマル浜口氏講演会がありました。私は浜口さんとは30年ぶりの再会で非常に楽しみその裏にはしっかりとしたコーチング理論が存在していたのです。選手は緊張の連続です。それをオリンピックまでの4年間を持続させるのは困難です。そこで緊張するときには「気合」を入れるのです。それをほぐす時には笑いを、そしてもう一つ、「正座」(坐禅)だそうです。これは集中することによって心を整理するのだそうです。常に心の緊張、緩和、整理を考え選手のコンディションを考えているのです。そして一番大事なのは、信頼と愛情です。どんな時も京子さんを護る。見返りを期待しない一方通行の愛情と情熱です。強い絆で結ばれている親子に現代社会に失われつつある何かを見出すヒントを頂いたような気がします。62歳と高齢にはなっていますが、愛情と情熱を失わない気持ちを持ち続けこれからも素晴らしいコーチとして頑張ってほしいと思います。別れ際に今度一杯やりましょうと約束しました。

 

三味線を弾く

 written by 益子 俊志 投稿日時:2009/10/07(水) 12:37

先日、浅草に行って日本文化に触れてきました。打ち合わせで行ったお店でした。浅草寺の近くの吉幸という割烹料理屋さんです。建物は飛騨高山から移築した純和風で趣がありました。そこで定期的に三味線の演奏がありました。奏者は吉幾三さんのバック奏者で30年弾いてるそうです。津軽三味線の力強い演奏に心に響きました。演奏後にもの好きの私はいろいろ質問しました。沖縄のさんしんの方が歴史が古く、津軽三味線はまだ100年くらいの歴史だそうです。驚いたのは、今まで三味線の皮は猫の皮を使用している思っていたのですが、津軽三味線は今はほとんどが犬の皮だそうです。犬好きの私としては複雑ですが、いい音色が出るそうです。

この後、近くの民謡酒場「浅草追分」という賑やかなお店に行きました。ここは先ほどの三味線奏者の妹さんがやっているお店でした。ここは三味線に加え、尺八、和太鼓で各地の民謡を演奏してくれます。その中の一人で気風のいい若い女性が茨城出身ということで意気投合しました。詳しく聞いたらなんと日立市内で隣の高校出身でした。小学校、中学校の話までおよび、故郷の話で盛り上がるなんて久しぶりにほっとした時間でした。世の中どんどんハイテク化していく中で、こういったアナログな伝統文化に触れ後世に大事に継承していってほしいと感じました。最後に一つ。ラグビー界でも「三味線を弾く」と言って、痛くもないのに痛いふりをするといった意味で使われますが、本来は、口三味線を弾くということで相手を惑わす意味だそうです。ベベンベーン。

新潟トキめき国体

 written by 益子 俊志 投稿日時:2009/10/06(火) 18:53

10月2日から新潟トキめき国体に行ってきました。埼玉ラグビー成年チームの監督して参加しました。メンバーは県内のクラブチームの選抜です。みんな仕事をしている中で週末プレーを楽しんでいる人達です。それでも代表ですから普段と違った勝利を目指すという目標設定をして練習を積んできました。1回戦は広島との試合でしたが、試合の入り方がアップから何かふわっとした感じがしていました。案の定序盤からミスが目立ち相手に先行されその流れをこちらに戻すことが出来ず、7-50で完敗しました。選手はそれなりのキャリアを待っています。5位7位決定戦では何としてでも勝つという思いを持って臨んでもらいました。もちろん事前のミーティングでも試合の入り方を強調しました。相手は強豪愛知でしたが、巨漢FWのプレッシャーに耐え、素晴らしいディフェンスで前に出て少ないチャンスを生かしトライを取りました。途中シンビンでSHという大事なポジションが欠け14人になっても慌てませんでした。最終的には34-14で勝利しました。埼玉としてはベストゲームです。1回戦とは全く違ったチームに見えました。つくづく試合の入り方、試合前の心構えが大事だということを痛感させられました。これはどのレベルでもあることです。1999年ワールドカップ準決勝でN.Zとフランスが対戦しました。私は、ロンドン・トウイッケナムで観戦していましたが、試合前のアップを見ているとN.Z が何か緊張感がなくふわっとした感じがありました。その試合の数か月前には30点差以上あけてN.Zが勝利していました。結果はフランスがダブルスコアで勝ちました。彼らはメンタルが大事だということは百も承知だったはずです。そのような空気がチームに蔓延したらどうしようもありません。一人ひとりがしっかりと気持ちを作って臨まないとベストな試合はできない。また思い知らされました。

もう一つ、いい話を。今回の国体の会場は新潟県新発田市でした。新発田は酒蔵の多い所でその一つの菊水酒造の経営者で今は引退しましたが大学の大先輩がいます。高澤英介さん今年で80歳になります。あまりお身体が調子いいわけでありませんでしたが、我々が国体に出場すると連絡するとわざわざ宿泊している月岡温泉まで足を運んで頂き埼玉のスタッフも交えて楽しいひと時を過ごしました。高澤さんは昭和29年大学卒です。まだ私など生まれていない年代です。それが同じ話題で盛り上がって楽しめる。これがラグビーの醍醐味だろうと思います。私もいつもお会いしているわけではありません。それなのに久しぶり感がなく、本当に楽しかったです。ラグビー仲間絆は強すぎます。

 

 

«前へ次へ»

<< 2009年10月  >>

Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31