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ブログ 2011/1
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謹賀新年[マッシードリーム号]
投稿日時:2011/01/01(土) 22:29
新年明けましておめでとうございます。2011年年明け。それぞれ新たな気持ちで迎えられ、いいお正月を過ごしていると思います。昨年は世の中も防衛医大ラグビー部の激動、変革の年でした。過ぎてしまえばあっという間の1年間。防衛医大ラグビー部も新しい体制でスタートします。ここでもう一度考えて欲しいと思っています。なぜ防医大学生がラグビーを選び何を感じ何を学んだのか。暑い日も寒い日も練習の日々、誰のためにやるのではなく己のため、身体をいじめて時には狂気の沙汰でもあったりする中で、毎日の努力と半分開き直りで忍耐強く頑張る。この頑張りが少しずつ、身体も心も成長させていく。ラグビーは修養です。どんな状況、状態でも己を犠牲にしてチームのために頑張る。人間は弱いもので自分がきつい時や気持ちが乗らないときには我儘になる。そういったときでも常に100%の力を出せる人間になる。不可能かもしれないがそれに近づこうとすることが大事なのです。これは学校の勉強も一緒でしょう。防医大に入校できるのは同じ世代のほんの一握りの人間だけです。小学校、中学校では天才だったはずです。しかし何も努力しないで天才だったわけではないでしょう。その当時、頑張っていたのです。それは今もできるはずです。勉強にもラグビーと同じように、努力しているか。今年の防医大ラグビー部の目標は2部昇格です。昨年と同じことをやっても勝てません。今年はラグビー以外のところで頑張らないとチームは強固にはならないでしょう。それはできませんというのは、単なる言い訳です。いつも言っているように「言い訳をするな」です。ラグビーが頑張れる奴は、勉強も頑張れる。勉強が頑張れない奴はラグビーも頑張れない。今年も頑張ろう!!!
大学ラグビー部同期の藤島大君が書いたコラムです。防医大生に言っているかのようです。熟読あれ。
お医者さんの息子が、炭鉱労働者主体のチームに入った。テニス競技でまぶしい将来を嘱望されていたのだが、白衣のの父が「プロでは医学の勉強と両立できない。アマチュアのラグビーにしておきなさい」と助言したそうだ。
お坊ちゃん。弱虫。かっこつけ。
ヘルメットと作業衣を煤で黒くする父の仕事を継いだり、継ぐはずの者たちからは、ひとまず、そう思われても仕方あるまい。
そこで、ジョン・ピーター・ライズ・ウィリアムズは何をしたか。
「ハードなタックル」
なぜなら。
「炭鉱に働く人々に私はハードな男だと証明する必要があったからだ」
ウェスタン・メイル紙の3年前のインタビュー記事において、1970年代ウェールズ黄金期のフルバック、おそるべき猛タックルでとどろいた「JPR」はそう明かしている。
タックルこそをラグビーの華と呼ぶ立場がある。なるほど、華かもしれぬが、なによりも幹であり土にして根のはずだ。
そして、タックルとは「証明」でもある。
男の子が男であることの。
女の子が女であることの。
目の前の人間が、目の前の試練から逃げようとはせぬ人間であることの。
医者の御曹司が医学的には許容しがたいほどの衝撃をみずからの脳と肋骨に与える、その使命感の。
つまり、自己犠牲と奥深いところの自尊心の。
少し長く生きてきて、ラグビーの近くにも長くいられたら、なんとなく直感は働く。
この元選手、タックルが好きだったかどうか。物腰、背の曲線と傾斜の度合い、そんなところで読み取れるのだ。
もちろん背番号10の天才、西ウェールズの炭鉱町生まれ、かのバリー・ジョンのスラロームのランが天才の才であるように、有能なる整形外科医、JPRのタックル(闘争心と強靭な肉体と技術の最高の融合)も、また、生来の能力とは無縁でありえぬ。
それでも、JPRのひとつ下のレベルのタックルであるなら、つまり困難に立ち向かう渾身の一撃までなら、その人の生き方の反映だろう。
タックルとは自信の表現だ。いま自分の体を痛くさせても、あとから必ず幸福は訪れる。
その確信。それゆえの無心。
ラグビーマガジン別冊初冬号2010ラグビークリニックVol.23より
大学ラグビー部同期の藤島大君が書いたコラムです。防医大生に言っているかのようです。熟読あれ。
お医者さんの息子が、炭鉱労働者主体のチームに入った。テニス競技でまぶしい将来を嘱望されていたのだが、白衣のの父が「プロでは医学の勉強と両立できない。アマチュアのラグビーにしておきなさい」と助言したそうだ。
お坊ちゃん。弱虫。かっこつけ。
ヘルメットと作業衣を煤で黒くする父の仕事を継いだり、継ぐはずの者たちからは、ひとまず、そう思われても仕方あるまい。
そこで、ジョン・ピーター・ライズ・ウィリアムズは何をしたか。
「ハードなタックル」
なぜなら。
「炭鉱に働く人々に私はハードな男だと証明する必要があったからだ」
ウェスタン・メイル紙の3年前のインタビュー記事において、1970年代ウェールズ黄金期のフルバック、おそるべき猛タックルでとどろいた「JPR」はそう明かしている。
タックルこそをラグビーの華と呼ぶ立場がある。なるほど、華かもしれぬが、なによりも幹であり土にして根のはずだ。
そして、タックルとは「証明」でもある。
男の子が男であることの。
女の子が女であることの。
目の前の人間が、目の前の試練から逃げようとはせぬ人間であることの。
医者の御曹司が医学的には許容しがたいほどの衝撃をみずからの脳と肋骨に与える、その使命感の。
つまり、自己犠牲と奥深いところの自尊心の。
少し長く生きてきて、ラグビーの近くにも長くいられたら、なんとなく直感は働く。
この元選手、タックルが好きだったかどうか。物腰、背の曲線と傾斜の度合い、そんなところで読み取れるのだ。
もちろん背番号10の天才、西ウェールズの炭鉱町生まれ、かのバリー・ジョンのスラロームのランが天才の才であるように、有能なる整形外科医、JPRのタックル(闘争心と強靭な肉体と技術の最高の融合)も、また、生来の能力とは無縁でありえぬ。
それでも、JPRのひとつ下のレベルのタックルであるなら、つまり困難に立ち向かう渾身の一撃までなら、その人の生き方の反映だろう。
タックルとは自信の表現だ。いま自分の体を痛くさせても、あとから必ず幸福は訪れる。
その確信。それゆえの無心。
ラグビーマガジン別冊初冬号2010ラグビークリニックVol.23より
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