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ブログ 草間 和心さんが書いた記事

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確約[リレー日記]

 written by 草間 和心投稿日時:2021/12/02(木) 00:20

草間です。

僕のブログをよくご覧になる方はご存知かと思いますが、僕の書く内容はとても薄いです。非常に薄いです。タワマンの最上階の空気くらい薄いです。そんな極めて希薄な日々をじっくりコトコト煮詰めて、なんとか内容があるように見せかけています。言葉の運用にあまり達者でない僕が曲がりなりにも文章を書くことができるのは、ひとえに埼玉県に生まれてきたおかげだと思います。

埼玉には、北辰テストという中学生向けの試験があります。埼玉県民なら十中八九このテストを受けたことがあると思います。北辰テストの成績によって、埼玉県の高校を受験する際に"ご利益"を賜ることができるからです。実際、県内の中3生の90%が受験したことがあるそうです。
北辰テストの国語の最後の設問には、埼玉県公立高校入試を模した作文の問題があります。なんらかのデータが用意されていて、その資料をもとに自分の体験をふまえた考えを書くというような問題でした。この「自分の体験をふまえた」が、僕にとっては呪いのような文言でした。徒然なるままにひぐらしスマホに向かっているだけで、なんら生産的な体験をすることのない生活を送っていたからです。だからといって、作文に何も書かないわけにはいかないので、限りなく希釈された日々から抽出した要素を誇張して書き、文字数を稼いで、空欄を埋めていました。そんなことを何度も繰り返すうちに、中身の無い話題を強引に敷衍して書く技術を身につけることができました。
今になって思えば、そんな小手先の技術を身につけるよりももっと身のある体験を多くしておくべきでした。育ち方を間違えました。お母さんごめんなさい。

今週末のセブンズが今シーズン最後の試合になります。6年生の先輩方と練習できる機会ももうすぐ無くなってしまうので、共に練習に参加できる数少ない機会に感謝したいです。

次はどなたかわかりませんがお願いします。

遺影 めっちゃホリディ[リレー日記]

 written by 草間 和心投稿日時:2021/07/22(木) 22:02

草間です。

助けてください。夏に殺されます。 
夏休みが来てしまいました。

ずいぶんと前から、夏休みになったらやりたいことを思う存分やってやろうと、自由を謳歌してやろうと息巻いていました。
無いのです。やりたいことが。何一つ。
何かやりたいことがないか自分に問うてみても、ただ空白が脳を占拠し、無為に時間が過ぎ去るばかりです。そのくせ、なにかをやらなければという焦燥感だけが私に迫り続けているのです。

とりあえず外に出ればやりたいことが思い浮かぶだろうと、甘い考えを抱いたこともありました。しかしながら、外を歩いてみてもただ徒に時が流れるだけでした。この間の休日には、所沢駅周辺を無意識に徘徊しているだけで2、3時間が経っていました。40年後の自分の姿を垣間見ているようで、空恐ろしくてたまりませんでした。

気がつけば、学生生活もおよそ半分。ここで何かをしなければ、生涯を空虚のまま終えてしまうと、ただ死への道を一途に辿るだけの人生になってしまうと、そういう考えが私を急き立ててやまないのです。
日常を充実させなければならない。ある種の強迫観念とも呼べるこの義務感が、今にも私を殺さんと迫ってきます。

ああ、助けてください。私の胸の内で燻り続ける焦燥感は、夏の陽射しに照りつけられて激しさを増し、今にも私自身を燃やし尽くして灰燼に帰す勢いです。私は夏に殺されます。夏の太陽に殺されます。
カミュの『異邦人』で、ムルソーは殺人の動機を「太陽が眩しかったから」と述べました。太陽が眩しくて殺人を犯してしまうのならば、太陽が眩しくて死んでしまうのも同様にあり得るのではないでしょうか。いや、きっとあり得ます。
太陽神ラーは自分を崇めない愚かな人間を滅ぼすために、鮮烈な光を放つその眼から戦の女神セクメトを生み出しました。きっと愚かな私も太陽によって裁かれるのです。

昔の人は「お天道様は見ている」とよく言いました。私が部屋の両窓に段ボールを設置し、日光が全く入らないように遮断していた行いも全て見られていたのでしょう。今こそ、その罪が裁かれるときなのです。
私はなんと罪深い人間なのでしょうか。父、母、兄には申し訳が立ちません。慚愧に堪えないとはこのことです。
来世ではきっと、太陽を愛する人間になると誓います。いや、むしろそんなんじゃダメじゃない
だってココロの奥は違うんじゃない?
オレの青春そんなもんじゃない
熱く奥で果てたいよ
きっとキミじゃなきゃやだよ
オレはイケナイ太陽



次は上妻くんです。後は頼みました。

記事タイトル長すぎるとTwitterに反映されないみたいですね[リレー日記]

 written by 草間 和心投稿日時:2021/04/29(木) 23:59

こんにちは。草間です。
確かに僕は今まで一度も天気予報を外したことがありません。一度も天気予報をしたことがないので。

昨日の部活決定ではプレーヤー3名、マネージャー9名が入部を決めてくれました。
数ある部活の中からラグビー部を選んでくれて嬉しいです。
2年前の部活決定のとき、僕は最後まで悩んで決め切ることができませんでした。結局最後はノリと勢いで決めたのですが、練習を重ね、先輩方と関わってきて今ではラグビー部に入部して本当によかったと思っています。僕も入ってきてくれた子に「ラグビー部に入ってよかった」と思ってもらえるように頑張りたいです。

話は変わりますが、先日BLUE ENCOUNTというバンドのライブに行ってきました。知らない人のために説明しようと思いましたが、百聞は一見にしかずと言うのでとりあえず聞いてみてください。
と言おうとしたのですが、聞くのに"一見"と言うのはおかしいですよね。とはいえ、百聞は一聞にしかずと言うと某環境大臣が言いそうな感じになるので困りますね。こんなときなんて言えばいいのでしょうか。教えてください。
閑話休題、とにかく久々のライブはめちゃくちゃ楽しかったです。生演奏の臨場感、会場の一体感、音に乗って身体を動かす爽快感は他の何事にも代えがたい体験だと思います。今年はフェス行きたい。

次は1年生が入部して無事先輩になった神宮です。

PUI PUI鬼滅の刃[リレー日記]

 written by 草間 和心投稿日時:2021/01/26(火) 03:16

草間です。

毎回ブログの順番が回ってくる度に、何も書くことが無くて困っています。

ポケットから虚無です。

自分の人生のあまりの希薄さに涙がちょちょぎれます。

しかしながら、今回はまともに話せる話題があります。

 

皆さんは言語学オリンピックをご存知ですか?僕はよくご存知です。

分からない方のために一言で説明すると、「言語を使ったパズル大会」です。言語学などと大層な名前が付いていますが、言語学の知識が一切無くても解けるような問題になっています。以下のリンクにお試し問題があるので気になる人は見てみてください。

https://iolingjapan.org/sample-problems/

僕は冬季休暇中、この言語学オリンピックにオンライン参加しました。例年では20歳未満のみが対象だったのですが、今年からは競技参加枠が設けられ、20歳以上も参加することができるようになりました。それをたまたま見つけて、面白そうだったので受けてみました。
全然分かりませんでした。やっぱりコミュニケーション能力の乏しい僕が言語に挑むのは無謀だったのでしょうか。
大問2ではツツバ語という言語における数字の表現についての問題が出題されたのですが、全く以て理解できず、一問も解くことができませんでした。

ngavulelima ngavuleonona etol

これはツツバ語で表記した53です。

ngavulelimaが50、etolが3を表しています。しかし、これを繋げてngavulelima etolとはならず、間に余計なものが挟まっています。僕は試験中、この部分の存在にずっと気を取られていて、全然問題を解くことができませんでした。考えども考えども全く見当が付かなかったので後で調べてみると、この部分は1番目、2番目のような序数を表していて、ngavuleononaは60番目を意味するそうです。

つまり、ngavulelima ngavuleonona etolは日本語で言うと「50、ここから60番目まで今3」というような感じになります。
もっと分からなくなりました。

デンマーク語もよく数の数え方が複雑だと引き合いに出されることが多いですが、ツツバ語のように余計な要素は入ってません。

別にこの部分、無くても良くないですか?寧ろ無い方がよくないですか?ポテトサラダの上に乗っているさくらんぼのようなものじゃないですか?

などと思っていたのですが、詳しく調べていると納得する説明が見つかりました。
 

ツツバ語が使われているツツバ島では、首長の任命式で豚を村の人々に振る舞うことで財力と寛大さを示すことが儀式として重要視されています。そこで、豚肉を村人全員に行き渡るように切り分ける訳ですが、絶対に数の不足を生じさせないために、概数(この例では60)を示すような数の数え方が発展したそうです。言語に文化が宿っていることを示す好例ですね。
 

そろそろ文章を書くのに疲れました。

最近の生き甲斐はモルカーです。

鬼滅の刃おもしろかったです。

あとはいけうちにまかせます。

衝動に刺さる音楽[リレー日記]

 written by 草間 和心投稿日時:2020/09/03(木) 21:45

こんにちは、草間です。
記憶って本当に飛ぶんですね。びっくりしました。

突然ですが、ハヌマーンというバンドを知っていますか?
高校生の頃、僕は洋楽ばっかり聴いていました。僕の青春は洋楽で出来ていると言っても過言ではありません。実際、当時はろくな趣味もない上に人との関わりがあまりにも希薄で、1日に1度会話を交わすかどうかすら怪しく、口を開くとすれば欠伸をするか「ファミチキください」と発するときぐらいだったので、僕の高校生活において青春と呼称できるような代物は通学途中に聴く音楽くらいしかありませんでした。とは言っても、別にとりたてて洋楽が好きだというわけではありません。その頃の邦楽には自分に刺さる音楽はなく、洋楽にはあったというだけです。
しかし、大学に入ってから見つけてしまいました。それがハヌマーンです。
実を言うと、ハヌマーンの曲自体は高校生の時にも聴いたことがありました。でもそのときはあまり良さを感じられませんでした。当時と比べて少しは精神が成長したってことなんですかね。或いは退化したのかもしれません。

ハヌマーンの結成は2004年。当時活躍したロックバンドのご多分に漏れずNUMBER GIRLの影響を殺人的に受けています。
NUMBER GIRLというのは異常なバンドです。聴けばわかります。異常なバンドです。
ギターボーカルの向井秀徳はまるでフォークソングでも歌い出しそうな浪人生のような風体をしているが、繰り出されるギターサウンドはひたすら鋭く重い。歌い方は非常に特徴的で、ライブになると更にクセが強くなるので何を言ってるのか分からない。だから歌詞を見ると意味がわからない。
「ヤバイさらにやばい バリヤバ」
ヤバイのはお前だよ。
そして、とにかく叫ぶ。必死の形相で、喉を絞り尽くす勢いで、叫び尽くす。そこには、今この瞬間に生きることに急ぐ焦燥すら感じられる。もしかしたら、白昼夢の中にいるような浮ついた歌詞は、焦燥的な彼らの音楽性にとてもマッチしているかもしれない。

って感じです。多分。
そんなNUMBER GIRLに影響を受けたバンドは数多くあるんですが、その中でもハヌマーンは一線を画していると思っています。スリーピースとは思えない圧倒的な音圧と安定感、そして世界観。
歌詞は決して特別なことを歌っているわけではなく、寧ろ卑近なものが多いです。しかしながら、言葉選びが文学的と言ってもいいほど秀逸で、とても叙情的に感じられます。エモい。
人間の卑屈さや情けなさを書かせたら右に出る者はいないと思ってます。いたら教えて下さい。
そういえば、2回連続で音楽の話をしていますね。未だに僕には音楽しかなかったみたいです。ぴえん🥺
ちなみにこの前旧友とのLINEの文面で「ぴえん🥺」を使ったら、「誰から教わってきたんだい…」「まだ早いよそれは……」などと言われました。僕は何だと思われているのでしょうか。
次は上村さんお願いします。パワハラしないでください。
 
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