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ブログ 2011/3/15

未曾有の大惨事[マッシードリーム号]

 written by 益子 俊志投稿日時:2011/03/15(火) 10:35

今回の地震は想像を絶する被害になりました。私の知人、その家族の安否がまだわかっていない状況です。この週末は金曜日から月曜日の朝までずっと続いていた感じです。金曜日の朝、福岡まで行って博多で打ち合わせ中、息子から大丈夫かあという電話が入ったが何のことかわからず、大地震を初めて知り、電話をかけても関東地方は不通で連絡とれず。夜一緒になった後輩の実家は宮城の女川でこれも全く実家と連絡とれず、テレビの映像みて絶句。実家が津波ですべて壊滅流失したとのこと。土曜日福岡空港は大混雑、たまたま自分の便は遅れたものの羽田まで飛んでくれました。その間待合室でテレビの映像はこれは映画かと思わせるほど現実とはかけ離れた内容にまた絶句。茨城の実家にやっと連絡がつき人的被害は無しということで少し安心した。しかし、断水、停電、ガスも止まり困窮していると言うので、土曜日夜中に茨城に向けて出発。たまたまガソリンは満タンにしていったのでラッキーだった。高速は通行止めなので一般道をひた走り、茨城に入り、コンビニ、スーパーは閉店、いつの間にか信号も消え停電状態で真っ暗。朝方日立について車中で仮眠。その際、停電で街灯も信号も消えているので空を見上げて満天の星に感動とともになんか地球・人間の小ささを実感した。家の中は棚からものが落ちたりガラスが割れたりしていたが想像していたよりましだったので少し安心した。しかしライフラインがストップしているのでとりあえず水を確保するのに市役所までペットボトルとやかんを持って行った。8時に行って給水車にたどり着いたのは午後2時過ぎ。ディズニーランドでもこんな時間並んだことはなかったのに。でも東北地方で被災した人に比べたら何も言えない。みんな同じ気持ちだったのか、誰も文句も言わないし、整然と並んでいたのは日本人として誇りに思った。所沢までの帰宅を急ぐため、重いもの、高いところの片づけ等を終えて日立を出発。大渋滞。その原因はガソリンスタンドだった。停電でモーターが動かないため殆どのGSが閉店している中、開いているGSに殺到して長蛇の列でそれが道路をふさいで全く動かず。途中ガス欠で放置している車が多数あった。やっと渋滞を抜け出たと思いきや、ビッグトラブル発生。自分の車がエンジンファンベルトが吹っ飛び終わり。道路上に止められないと思い、なんとか飲食店の駐車場に突っ込んだ。夜の11時過ぎでは車屋さんも開いていないし、JAFに電話したら会員ではないと行かないし、行けたとしても今はたくさんの人に対応しているので何時間かかるか分らないとのこと。途方に暮れて思案。取手駅に近いところで止まったので車を捨てて電車で帰ることも考えた。最終がギリギリと思ってみたものの、そうだ常磐線はほとんどが運休していることに気が付き諦めた。ひらめいたのはそうだ早稲田大学監督辻君取手に住んでいると思いだし電話をしてみた。運よくすぐに来てくれどうしようと相談したら、辻君の2つ先輩の石嶋輝幸(昔ワールドでプレーしていた)君が近くで車屋をやっているのに気が付きすぐ電話。寝ていたところを起こして、車を載せられるでかい車で駆け付けてくれて代車を借りて帰ってきました。帰宅時間は朝の4時。疲れたけど、本当についていました。持つべきものは後輩。感謝感謝です。長い長い週末でしたが、被災した方々はまだまだ過酷な環境で生活をしなければならない。こんなときに何ができるのか、実際被害の小さかった日立でも大変なのに東北の人は悲惨な状況だろうと思うと、何か行動を起こしたい。学生とともに考えるようにしたいと思っている。今回被災した方々に心からのお見舞いを申し上げ、亡くなられた方々へのご冥福をお祈り申し上げます。

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