新主将挨拶

2016/04/02

武川先輩の後を引き継ぎ、今期の主将を務めさせていただきますことになりました
39期の海士洋平です。
新体制に移行して数か月がたちましたが、所信の一端を述べさせていただきます。

昨シーズンの防衛医大ラグビー部は関東医歯薬リーグ1部での準優勝という結果でした。
2年前のシーズンに1部で優勝しているということがありましたが、
多くの先生方、先輩方がこの成績を高く評価してくださいました。
しかし私たち部員は誰一人としてこの結果に納得したものはおりません。
それというものも、昨シーズンの筑波戦、そして昭和戦で
防衛医大は3年ぶりに公式戦試合で負けてしまったのです。
39期は今年度5年ですから、自分達が入部して以来初めての公式戦の負け、
ということもあり4年間で一番悔しい思いをしましました。
この思いはシーズンから4か月近くたった今でもひと時も忘れていません。

私は先シーズンの最終日、打上げの場で主将に就任したその日に部員全員に対して
「今のこの悔しい気持ちを絶対に1年間忘れないでほしい。苦しい練習や試合も
すべてこの時のためにある。」と言わせていただきました。
どんなに悔しいことも日がたったら薄れていってしまいますが、
去年までよりもさらに厳しいたくさんの練習をしなければ絶対に勝てません。
厳しい練習、フィットネス、ウエイト、試合や合宿全ては
秋の医歯薬リーグで全勝優勝するためにやっているんだという意識を常にもって
部員にも浸透させてチームを作っていきたいと思っています。

それに加えて、今年はGM(ジェネラルマネージャー)の益子先生、コーチの久米村一曹
が近くにいなくなってしまい、すぐに指導を
頂くのが難しい状況になってしまいました。
このおふた方には特に、ラグビーだけではなく生活面、人間性の面でも指導していただいたり
学校で度々おこる理不尽なことから学生のために身を賭して救ってくれたりしてくれていたので、
それがなくなるのはとても心配です。
自分も個人的にたくさんお世話になったので、親元から離れるという気持ちです。
しかし、二人以外にも森監督をはじめたくさんのスタッフが自分たちのために関わってくれています。新しい出会いもあります。
これも私に課せられた使命だと考えあの二人が抜けてから防衛医大は弱くなった、変わったと言われないように、
益子先生を先頭として作った防衛医大ラグビー部の精神、伝統をしっかりと守り、またさらに良い方向に創造していきたいと考えています。

さて、今年の海士組のスローガンを「Choice & Responsibility」と設定しました。
和訳すると判断力と責任感です。これは自分なりに23年間生きてきてスポーツマンとして大事にしなければならない資質のうちの二つと考えています。
グラウンドの中でも外でも、自分のその選択がチームにとってプラスかマイナスかを
常に考えて最良の判断をする様に意識する。それがプレー中の良い判断につながる。
またプレー中、グラウンド外での自分の行動や発言に責任を持ち、人のせいにしない。
この二つを掲げ、1年間、ラグビーが強いだけではなく、人間としてグラウンドの外でも
他人から認められる、そして良い医者になるための資質を作る。
そんなラグビー部を作って行きます。

長くなってしまいましたがこれで新主将の所信表明とさせていただきます。遅くなってしまい申し訳ありません。
1年間主将として精一杯努力して参ります。至らない点も多々あると思いますが
ご指導のほどよろしくお願いします。


主将 海士 洋平