マッシードリーム号

三味線を弾く

投稿日時:2009/10/07(水) 12:37

先日、浅草に行って日本文化に触れてきました。打ち合わせで行ったお店でした。浅草寺の近くの吉幸という割烹料理屋さんです。建物は飛騨高山から移築した純和風で趣がありました。そこで定期的に三味線の演奏がありました。奏者は吉幾三さんのバック奏者で30年弾いてるそうです。津軽三味線の力強い演奏に心に響きました。演奏後にもの好きの私はいろいろ質問しました。沖縄のさんしんの方が歴史が古く、津軽三味線はまだ100年くらいの歴史だそうです。驚いたのは、今まで三味線の皮は猫の皮を使用している思っていたのですが、津軽三味線は今はほとんどが犬の皮だそうです。犬好きの私としては複雑ですが、いい音色が出るそうです。

この後、近くの民謡酒場「浅草追分」という賑やかなお店に行きました。ここは先ほどの三味線奏者の妹さんがやっているお店でした。ここは三味線に加え、尺八、和太鼓で各地の民謡を演奏してくれます。その中の一人で気風のいい若い女性が茨城出身ということで意気投合しました。詳しく聞いたらなんと日立市内で隣の高校出身でした。小学校、中学校の話までおよび、故郷の話で盛り上がるなんて久しぶりにほっとした時間でした。世の中どんどんハイテク化していく中で、こういったアナログな伝統文化に触れ後世に大事に継承していってほしいと感じました。最後に一つ。ラグビー界でも「三味線を弾く」と言って、痛くもないのに痛いふりをするといった意味で使われますが、本来は、口三味線を弾くということで相手を惑わす意味だそうです。ベベンベーン。

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