マッシードリーム号 2014/12/8

中谷監督に聴く

 written by 益子 俊志 投稿日時:2014/12/08(月) 23:42


照れ笑い浮かべながら、ありがとうございました
 
全勝優勝から一週間。気持ち的に少し落ち着いた頃を見計らって、優勝監督中谷創にインタビューしました。監督として4年間防医大ラグビー部を常勝チームに引き上げ、厳しさの中に優しさを持って学生に愛情を注ぎ、時には鬼監督、時には兄貴のように学生に慕われた誰よりも重い監督でした。
 
Q1.今年の優勝を振り返ってどうですか?
「勝てると思った試合は勝てたのでよかったです」
「負けると思わなかったので順当に勝ててよかったです」
自信があったということですね。
結構クールに答えていましたが、絶対めちゃめちゃ嬉しかったはずです。
 
Q2.監督として4年間いかがでしたか?
「結局、僕は怒鳴るだけですからね。学生はいやいやよく練習してくれました」
「他に何もないですよ。僕は説教するだけですから」
「自分がいやだなあと思う練習をとことんやらせるだけですから」
しつこいよね?
妥協しない、徹底するとか。
「いや学生がすぐ止めるからですよ。僕がしつこいわけではないんですよ」
「学生捕まえて逃げるなよって言ったら、逃げてねえよとかえされて」
 
Q3.監督にとってラグビーとは?
「難しいですよね、そんな哲学的な話。何もないですよ」
「改めてラグビーとはと言われても。僕は3歳からラグビーが生活にありましたから」
「ラグビーがない時期がないですから」
「予備校(浪人)時代も父親になんでそんなに日焼けしてるんだと怒られ、東大のグラウンドで高校生に交じって遊びながらラグビーやって、汚れものは予備校生の寮の洗濯機に入れて家には持ち帰らず」
だから、なかなか合格しなかった(笑)
「ラグビーはあって当たり前のものでした」
「それは洗脳ですよ。父親の洗脳ですよ!」
「ラグビーは宗教ですね」
「だって父親が言うんですよ。お前がラグビーやりたいんだって言ったと。そんなことないですよね。3歳の子供が言うわけない」
「まあ防医大のラグビー部も宗教ですからね」「洗脳されてますから」
「防医大ラグビー部完全な宗教ですよ。益子教ですよ」(笑)(笑)
 
ラグビー大好きなんだよね
 
学生にとってラグビーとは何なんだろう?
中谷監督言うように彼らはラグビーのプロを目指すのではなく医師を目指すので。
私にはわからないんだよね。自分は学生時代ラグビーが一番だったから。

「他のクラブと比べてほしくないよねと思ってるやつはいると思いますよ」「厳しいから」
「学生はぶっちゃけ、ラグビーが好きではないかもしれません。ラグビー部に入ってしまったので辞められず、でも居心地がいいクラブなのでいると言う奴もいると思いますよ。ラグビーが好きなのではなく、ラグビー部が好きなのかも」
それっていいねえ。部活の中で練習は大変でも雰囲気がいい。そこでいろんな事を学ぶ。
「それじゃなかったら辞めますよ、間違いなく。だって自分の時よりも練習きついし、休みが少ないし、試合多くやって、60分で終わらないし」(笑)
 
でもどうやって勝ったのかはしっかりと残した方がいいよね。

「ここ数年、戦い方の方針をきちんと出してそれを徹底したのがよかったのでしょう。それにしつこいほどのフィットネストレーニング。練習の量は大事ですよね」
「そして生活面でもうるさく言ったし、今までなかった事ですよ」
 
Q4.監督を勇退するにあたってはいかがですか?
「特にないですよ。僕の時は今までの2倍練習しようよと言ってましたから、これからは3倍練習してほしいですね」
 
来春からニュージーランドに留学しますが何しに行くのですか?
「もちろんオタゴ大学に研究ですよ」
ラグビーと研究の割合は?
「9:1でラグビー」(大笑)
 
どこまで本音で話してくれたかはわかりませんが、照れ屋さんなので言葉の裏には学生へのメッセージがたくさん隠れていました。
4年間の監督本当にお疲れさまでした。まだまだ学校にいますので引き続きOBとして厳しく学生指導お願いしますよ。

東日本大震災災害派遣にも第一陣で出発。学生の見送りです

並木祭で

いつも熱い視線で学生を見守ってくれました

頼もしい後輩たちと

指導官としても学生と接していました

森元総理も中谷監督絶賛

習志野合宿も辛かったなあ

顔の大きさ比べ

体育祭でも体重で貢献

学生も若いね

水泳訓練の医務官としても

国体埼玉代表チームドクターとしても(岐阜国体)お世話になりました

監督してジャージに魂込めて

卒業式にも

謝恩会で

メディカルセブンズ優勝

素敵な伴侶と。また人生楽しくなりました

菅平でも熱い指導

いつも側には可愛い妻が

どんな時も熱い、暑い?

日比野日本協会名誉会長とも

牡蠣死ぬほど食ったなあ

夫婦ではなく、医務室の医師と看護師です

早稲田大学後藤監督と。早稲田との試合は良かったなあ

世代を超えて

このジャージに入魂するのも監督の仕事

監督を洗脳した親父です
 

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