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佐々木大雄学生の国体選抜記事が同窓会誌に掲載されました

2014/12/19

防衛医科大学校同窓会誌第49号に、6年佐々木大雄学生が記事として取り上げられました。
以下は取り上げられた記事内容です。今後もこのような学生が増えていくことを願っています。


医学科第6学年佐々木大雄です。自分は8月30日に栃木県佐野市で行われた、国民体育大会のラグビー関東予選に参加しましたので、結果と感じたことを述べたいと思います。国民体育大会は毎年一回、都道府県対抗で行われるもので、今回自分が参加したラグビーを始め、約40の競技で争われます。開催地も都道府県の持ち回りで行われ、今年は長崎での開催でした。国体本大会に先立ち、関東での予選が行われ、埼玉県代表として、ラグビー競技に参加してきました。

国体で行われるラグビーは、普段よく目にする15人制ではなく、 7人制で行われます。 7人制ラグビー、オリンピックでの正式種目になるなど最近注目されており、国体でも昨年から7人制へと移行しました。栃木県で行われた予選は、関東8チームで3つの本大会出場枠を争うものでした。埼玉県は群馬、東京、山梨と戦い、1勝2敗で本大会出場は叶いませんでした。

試合には3本とも先発出場させていただきました。周りの選手のレベルは高く、最初は萎縮してしまいました。試合が進むにつれ、チームメイトの特徴も把握し、ようやく積極的にプレイすることができ、初戦では勝ちに繋げることができました。また、普段から防衛医大は練習でよく走っており、チームメイトの中でも体力に関しては劣ってなかったかなと感じました。初戦が終わった後に、チームメイトに「体力ありますね」と言われた時には、自分だけでなく、防衛医大ラグビー部が褒められているような気がして、誇らしい気持ちになりました。

国体の選抜選手は、ラグビーのトップリーグ選手から、一般企業に勤めている方など、様々な職種の方が集まっています。埼玉代表として戦ったチームメイトも、入間基地に勤める航空自衛隊員や、中学や高校の教員であったり、異なる環境の人が集まって戦いました。普段接することのない環境で働く人と、ラグビーを通じて知り合うことができたことは、ラグビーの勝ち負け以上に大きな経験になったと思います。また、大会当日まで会わない人もいる状況でしたが、それでも試合になれば勝うために声をかけ合い、サポートし合えるのがラグビーのよさであることも、今回よく実感しました。

試合には益子先生、廣瀬先生が応援に来てくださいました。試合中「もっと走れ」と厳しい言葉をいただき、早朝からの試合でまだ体が起きてない自分を激励してくださいました。ありがとうございました。本大会出場は逃しましたが、普段と違う環境でのラグビーは大きな経験になりました。この経験を、自分だけでなく防衛医大ラグビー部にも還元できるよう、学生最後の試合に臨んでいきたいと思います。